農家支援事業
【 基本姿勢 】
東日本大震災で被害を受けた地域の復興を、農業支援を通じてバックアップするプロジェクトに参加した経験に基づき、試行錯誤を繰り返し、現在は下記のような基本姿勢に逢着しています。
- ●農産物はなるべく身近で生産されなければならない。その方がリスクは少ない。
- ●業は何よりも永続しなければならない。
〈 生産面 〉 地球や生命には、現在のところ人知が及ばない領域が大きい。農業は人知が及ばない領域に多くを依存している。従って、今のところ、なるべく自然を損なわない農法で臨む方が安心である。(図1)
〈 経営面 〉 農家は、その集落にあって、昔から、自然環境を損なわない努力を続けているが、その努力は生産コストに計上されていない可能性がある。少なくとも当該コストは把握され、理解されるべきである。(図2)
【 支援の方針 】
偏った生産性を追求するのではなく、継続性を重視する農業を支援する。
〈 支援内容 〉 資金調達、営業、事業継承、その他
【 支援の実績 】
東日本大震災復興支援プロジェクト
大手飲料メーカーからの寄付金に基づいて公益社団法人が事務局を務めたプロジェクト。岩手県、宮城県、福島県の被災圃場の復旧作業と、被災地域の農家の新事業展開等を支援。
- ●中古農業機械の分配
- ●寄付金の配分
- ●寄付先農家の事業進捗状況のモニタリングと、寄付者へのレポーティング
宮城県柴田郡の乳牛・和牛飼育農家に対する支援
農業専門コンサルティングファームを介しての間接的な支援。
- ●組織改編(株式会社移行)
- ●資金調達(従業員の待遇改善費用)